こんにちは。札幌のeスポーツ専門放課後等デイサービス「TJ-es」です。
eスポーツ専門放課後等デイサービス TJ-esは、13歳〜18歳(中高生)の世代が、eスポーツを通して将来必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。
家庭には各家庭の❝ルール❞が存在します。
例えばそれは門限の時間だったり、夕食は家族で食べると決まっていたり、お小遣いの額など様々です。
特にその中でゲームに関するルールを設けている家庭は多いでしょう。
ゲーム時間のみならず、最近では❝課金❞に関するルールを設けている家庭が多くあります。
TJ-esでは、子どもがゲームを大好きな場合は、禁止すべきなのか悩む保護者の声をよく聞きます。
本記事では、ゲームを禁止したほうがよいのか、3つの視点から考えていきます。
依存症になってしまうことは、多くの親がゲームに関して感じる不安のひとつです。
・外で遊ばなくなるのではないか
・人とのコミュニケーションがとれなくなるのではないか
といったことを心配する保護者もいらっしゃいます。
条例で一律に規制することに対しては賛否両論飛び交っていますが、家庭内である程度のルールを設けることで、子どもをゲーム依存症から守ることは重要といえるでしょう。
悪い面ばかりがクローズアップされがちですが、ゲームにはよい面がたくさんあります。
特に、将来の仕事につながる可能性があることは、ゲームのメリットのひとつです。
ゲームが好きなことから、プログラマーやエンジニアなどの仕事に就く人も多くいます。自分が本当に興味のある仕事に就くことは、意外と難しいものです。子どもの頃はゲームを楽しみ、大人になってからその開発者になるのは、楽しい人生といえます。
ゲームを完全に禁止するのではなく、ルールを設けてプレイさせることも大切です。
例えば、ゲームは1日2時間まで、夜10時にはゲームを止める、といったルールを子どもと話し合いながら決めている家庭も多いです。
ゲーム機側で制限をかけることもできるため、課金制限や通信制限を設定することもおススメです。
「ゲームを禁止すべきでしょうか?」とご相談いただくこともありますが、絶対的な正解はありません。
それぞれの家庭の価値観に合ったルール作りが大切です。
ただし、ゲームの完全禁止は逆効果ではないか、という声も多くあります。
続けて、その理由を紹介していきます。
子どもの行動のすべてを監視することはできません。ゲーム禁止というルールを作っていても、友だちの家でゲームをするというケースは多いでしょう。
禁止されると逆にやりたくなるのは、大人も子どもも同様です。家で禁止されている分、友だちの家でゲームに熱中してしまう可能性もあります。
また、子どもの頃に禁止されていた分、大学生や大人になってからゲームに依存してしまうケースもよくあります。
ゲームの完全禁止は、子どもの価値観を否定することにもつながります。
ゲームが好きということは、子どもの個性のひとつです。ゲームを完全に禁止すると、子どもは個性を否定されたと感じてしまいます。
ゲーム依存症になる危険性を大人が説明しても、なかなか伝わりません。ゲームを子どもから完全に奪うのではなく、一定のルールを設けて、うまく付き合っていくことが大切です。
ゲームを禁止したからといって、子どものゲームをしたい気持ちがなくなるわけではありません。
親が見ていないときに、こっそりゲームをする場合もあります。さらに、「ゲームはしていない」と噓をつく可能性もあります。
繰り返し噓をつくうちに、それが癖になってしまう危険性もあるため注意が必要です。
「ゲームを禁止すれば成績も上がるのではないか」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかし、そうとは限りません。
ゲームを禁止されている子どもよりも、ゲームで遊ぶ子どものほうが勉強に集中し、宿題などにも自主的に取り組んでいることがある調査で分かっています。
同調査から、
・宿題や勉強を終わらせてからゲームをする
・ゲームをしてよい時間が決まっている
などのルールがある家庭も多いことが明らかになっています。
ゲームの時間と勉強の時間のメリハリをつけて生活することで、勉強への意欲も向上するといえるでしょう。
ゲームをすることには、論理的思考力や想像力が鍛えられる、といったたくさんのメリットがあります。
続けて、ゲームから得られるものやゲームのメリットを紹介します。
さまざまな能力が鍛えられるのは、ゲームのメリットのひとつです。
たとえば、パズルゲームをすることで論理的思考力が鍛えられる、謎解きゲームをすることで発想力が養われる、といったことが期待できます。
また、子どもの知識が増えるように設計されたゲームをすることで、楽しみながら勉強できるというメリットもあります。
世界観やストーリーにこだわったRPGゲームをプレイすることで、物語に感動したり、登場人物に共感したりする場合もあります。小説や映画にはない、ゲームの世界ならではのオリジナリティの高い作品に触れることで、想像力や共感力が高まることも期待できます。
さまざまな物事を疑似体験して学べることも、ゲームのメリットといえるでしょう。
スポーツゲームでルールや選手の動きを覚えたり、レースゲームで機械の仕組みを学んだりすることで、自然と知識が増え、現実世界で役立つケースが多々あります。
一緒にゲームをして遊ぶことで、仲のよい友だちが増えることもあるでしょう。
同じ趣味をもつ友だちができることは、子どもにとって嬉しいことです。
・人と話すのが苦手
・集団で遊ぶのが苦手
という子どもでも、好きなことであれば難なく一緒に遊べる場合もあります。
ゲームをしないという人も、たまには子どもと一緒に遊んでみることがおすすめです。
ゲームの話をすることで親子のコミュニケーションの機会が増えますし、子どもがどのようなゲームをしているか知ることも大切です。
家庭によって価値観は異なるため、絶対的な答えはありませんが、子どもから強制的にゲームを奪うのは避けるべきでしょう。
ゲームには、依存症などの危険性がある一方で、論理的思考力や想像力が鍛えられる、友だちや親とのコミュニケーションツールにもなる、といったメリットもあります。ゲームをしてもよい時間を設定する、勉強時間もしっかり確保するなど、子どもと一緒にルールを作り、うまくゲームと付き合っていきましょう。
また、TJ-esでは家ではゲームができない学生もいます。
家庭環境の事情でできない学生もいれば、ルールを破ってしばらくゲーム禁止になった学生など様々です。しかし、TJ-esにおけるeスポーツは他の学生とのコミュニケーションやスキルアップに繋がります。
ぜひTJ-esでeスポーツをしながらルールを守って、将来生きていける力を養っていきましょう。
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