こんにちは。札幌のeスポーツ専門放課後等デイサービス「TJ-es」です。
eスポーツ専門放課後等デイサービス TJ-esは、13歳〜18歳（中高生）の世代が、eスポーツを通して将来必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。
TJ-esに通う学生は、プロゲーマーを目指している子が多い。
tomatoさんも、プロゲーマーを目指している。
――今日から密着、始めますね
tomatoさん：まぁ、いいっすけど。他にも頑張ってる人いるから、俺じゃなくても良くないっすか？
――あ、他の子の密着もするよ
tomatoさん：それなら、まぁ。うん。
――tomatoさんが一番、TJ-esに来て『プロゲーマーになるための練習』してる気がするからさ。
tomatoさん：そうかな？みんな練習しに来てるでしょ。それと一緒だと思うけど。
tomatoさんの返答はクールだ。
『密着』なんて言われて、緊張してるのもあると思う。
ただ、このクールさは、言い換えれば『冷静さ』にも繋がっている。
――なんでプロゲーマーになりたいんですか？
tomatoさん：えー、なんで？なんで、プロになりたいんだろ。
――かっこいいから？お金もらえるから？極めたいから？
tomatoさん：まぁ、プロゲーマーは実際…なんて言うんだろうなぁ…
（俺は）ゲームがまず好きでしょ？
ゲームが好きだったら、ゲームで食っていけたらいいなぁって思うでしょ？だからかな。
単純にゲームを楽しんでやれるっちゃそうだし、そんな感じ。
――大事だよね。好きなことが仕事に出来る人って、なかなかいないしね。
tomatoさん：俺メンタル弱いから…
――誰が！？
tomatoさん：俺が。結構弱い方ではあります…
――落ち込む？
tomatoさん：落ち込みはしないけど…
「負けたな…」って真剣に考えすぎちゃうタイプだから…
――その考えは、分析とは違うの？
tomatoさん：分析とは、違くはないけど…
――冷静に出来るときと、冷静じゃなく考えこんじゃうことがあるってこと？
tomatoさん：メンタルがボコボコにされるときは、疲れがすぐたまるし、
何してても、テンションが一定で上がんないとかあるから。
――いろんな人にとっても、メンタルの安定は永遠のテーマなのかな？
tomatoさん：ゲームを楽しくやる分には、「プロゲーマーじゃなくてもいいのかな」って思ったりするけど。
まぁ実際、ゲームもできるし稼げるしってなったら、プロゲーマーの方がいいかなって思うけど。
――プロゲーマーは、夢あるよね
tomatoさん：メンタル弱かったりする人は、プロゲーマーとかじゃなくて、普通にゲームやって楽しんでた方がいいかもしれない。
俺はそれでも、プロゲーマーになりたいからやってるけど。
――そこを乗り越えられるかどうかが、プロになって行けるか行けないかの境い目なのかな？
tomatoさん：そこでね、折れちゃったりもするから。
彼はまた、練習に向かった。
「プロゲーマーになりたい」と聞いて、ただなんとなく憧れてるんでしょ？と思う人は少なくないだろう。
彼は、強くなるために目標を立てて練習し、プロになるためには技術以外の面も重要と理解しながら、挑戦しているのだ。
クールに思える彼は、冷静な分析を続けている。
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