こんにちは。札幌のeスポーツ専門放課後等デイサービス「TJ-es」です。
eスポーツ専門放課後等デイサービス TJ-esは、13歳〜18歳(中高生)の世代が、eスポーツを通して将来必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。
今回はグラフィックボードについて紹介しますよ~!
「グラボ」という言葉を耳にするが、グラボが何かよくわからない。
そもそもグラフィックボードが何に使われるのかイマイチわかっていない…。
そんなアナタにグラボの基礎知識を解説します!
部品単位に分けるとわからない電子機器ですが、CPUやSSD、マザボ、グラボなどパーツ単位であれば聞いたことがある人も多いかと思います。
今回は中でもゲームが好きな人はぜひ知っておきたい「グラボ」について説明していきます。
ゲームをしていると「グラボが~」などと耳にする機会が多いと思います。
この「グラボ」という単語…そもそも略語であり、正式には「グラフィックボード」と言います。
別の言い方として「グラフィックカード」や「ビデオカード」、「GPU」とも言われます。
(出典:amazon.co.jp)
実物はこんな感じの部品です。なんだか派手でカッコいいですよね。
グラフィックボードの役割を一言で説明すると、「画面に映像を表示させるために必要な部品」です。
なのでPCやゲーム機、スマホすべてにグラフィックボードが入っているということです。
ここでちょっと考えてみてください。
冒頭にお見せした写真のような部品ですが、あなたが今お使いのPC、ゲーム機、スマホに入っていますか?
デスクトップPCではわかりませんが、ノートPCやゲーム機、スマホにはあんなに大きい部品はどうやったって入りませんよね。
では、お使いの電子機器にはグラフィックボードが入っていないのでしょうか。
それは違います。
冒頭でお見せした写真はグラフィックボードの一例で必ずしもあのような形ではありません。
またグラフィックボードという部品単品で付いていなくても、お使いのPC、ゲーム機、スマホのCPUの一部に元からグラフィックボードがセットで付いているのです。
だからお使いのノートPCやスマホの画面が映っているわけです。
このCPUに元から付いているタイプのグラフィックボードの事を「オンボードグラフィック」と呼びます。
グラフィックボードが画面に映像を表示しているという事は分かって頂けたかと思います。
ですが、オンボードグラフィクとグラフィックボードって何が違うのでしょうか?
違いは映像の「綺麗さ」と「滑らかさ」です。
オンボードグラフィックはCPUに搭載されているため大型化が出来ません。
あくまでも映像を投影するだけに過ぎず、そのため映像については最低限の性能しか持っていません。
これはどんなPCでも同様です。
基本的にオンボードグラフィックは「グラボ」の中では最低ランクと考えて問題はありません。
しかし、写真のような個別で取り付けるグラフィックボードのみで、ある程度のサイズを持つため細かい部品が沢山ついており性能も高くなっています。
グラフィックボードの性能が上がると映像が綺麗に表示されるようになり、滑らかに表示できるようになります。
そのため映像に拘りたい方は「グラボ」搭載PCを使ってみましょう。
Amazonや楽天ショッピングなどで「グラボ」と検索すると物凄い量の商品が出てきて困りますよね。
でも実はグラフィックボードの種類は大きく分けて2つしかありません。
グラフィックボードには実際に処理をするGPUと呼ばれる「脳みそ」のようなものが付いています。
ここが様々な処理をして映像を綺麗に滑らかに表示してくれているのです。
さて、そのGPUですが現在NVIDIA社のものとAMD社のものしか存在しません。
NVIDIA社のものは「NVIDIA GeForce」と呼ばれるGPUで、AMD社のものは「AMD RADEON」と呼ばれるGPUです。
GeForceでもRADEONでもその後に細かい型番やどこのゲーミングデバイスメーカーから販売されているかで商品数は増えますが根本はこの2種類となります。
2種類のGPUが出てきましたが具体的には何が違うのでしょうか?
どちらともグラフィックボードなので「映像を綺麗に滑らかに表示する」という点で差はありません。
しかし「脳みそ」に当たる部分が違うので得意分野が変わってきます。
GeForceとRADEONの得意分野をそれぞれ挙げるとこのようになります。
簡単に言うとGeForceはゲームを最も得意とし、RADEONは映像を最も得意とする事になります。
最近映像技術も発達してリアルな3Dゲームがとても多くなってきました。古いPCで3Dオンラインゲームをプレイして画面が度々止まるなど経験した方もいるかと思います。
リアルな3Dゲームは、処理がとても大変でグラフィックボードなしではプレイすることはできません。
また、高性能なグラフィックボードであるほど映像のクオリティを上げることが出来ます。
PS4やNintendo Swichなどが3Dゲームをサクサク動かせるのは、内部に専用の高性能なグラボが搭載されているからです。
つまり、グラフィックボードがなければ3Dゲームはできません。
ドラマ、映画、アニメなどを見る方は多いでしょう。アニメなどではその差を感じにくいですが最近の映画で4Kや8Kなどを謳っているものもありますよね。
あのようなとてもきれいな映像を自宅で堪能するためにもグラフィックボードが必要になってきます。
PCでイラストを描いたり動画を編集したりCADで製図をしたりする人もいるかと思います。
これらもすべて画面に細かい情報を常に表示するもののためグラフィックボードがなければまともに作業なんてできません。
また、グラフィックボードによって発色が変わるのでイラストや動画編集には必須です。
3DCADはPC上で立体を作図しリアルタイムで動かしながら設計するものですので高い3D描画能力が必要です。
2枚以上の画面を同時に扱いたい場合はグラフィックボードが必要になってきます。
オンボードグラフィックでは2枚以上の画面を処理しきれないからです。
さて、最後にグラボが必要になるソフトをご紹介します。
グラボが必要になるのは「3Dゲーム」や「3Dモデリング」、「画像編集」、「動画編集」などです。
ソフト名で言うなら、ゲームでは「Fallout4」や「ファイナルファンタジー」、「レインボーシックスシージ」といった高画質な3Dグラフィックをふんだんに取り入れたアクションゲーム、RPGなどです。
また、作業でグラボを使うソフトといえば、「Blender」、「デザインドール」、「Photoshop」、「Adobe Premiere Pro」といったソフトになります。
以上のような3Dグラフィックや、画像や映像など負荷の高い処理を行う際に、グラボは必要となってきます。
ちなみに、パソコンでゲームをしたいという方は、グラフィックボードが絶対に必要になります。
作業系ソフトの場合は、処理に時間かかったりというだけで済むのですが、ゲームに至ってはそもそも起動しなかったり、カクツキがひど過ぎて1歩も前に進めなかったり、最悪パソコンがクラッシュしますので、ゲームユーザーは必須です。
以上です。少しでもグラボへの理解の助けになれば幸いです!
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