2024.03.11

「ADHDマリオ」から考える人それぞれの価値観とは
eスポーツ専門放課後等デイサービスTJ-es

こんにちは。札幌eスポーツ専門放課後等デイサービス「TJ-es」です。
eスポーツ専門放課後等デイサービス TJ-esは、13歳〜18歳(中高生)の世代が、eスポーツを通して将来必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。

先日あるYoutuberが話題になっていました。

話題となったきっかけは、ある一般ユーザーによってX(旧ツイッター)に投稿された『スーパーマリオブラザーズ Wii』実況配信の切り抜きでした。投稿には動画と共に

ADHDマリオ

というインパクトのあるワードと動画の面白さから一時トレンド入りするなど、大きな話題となりました。

ADHDとは
生まれつきの脳の一部に機能障害があることで、「不注意」「多動性」「衝動性」といった特性が生じる発達障害のことです。
ADHDの子どもはこういった特性と、家庭や保育園・幼稚園、学校などの環境とのミスマッチで「授業宙に立ち歩いてしまう」「忘れ物・なくしものが多い」「友達とうまく関係が築けない」などの困り事が生じることがあります。
そういった困り事があったときに「親の育て方が原因だろうか」と悩む人もいますが、ADHDは脳機能の障害のため、育て方やしつけが原因という説は否定されています。

動画内ではジャンプで足場を移動しますが、飛び移った先で立ち位置を微調整し続けたり、コインを1枚取り損ねると、戻ろうか迷う仕草を見せながら行ったり来たりして動いたりするなど、終始落ち着きのない動きを見せています。最終的には自慢げに投げたアイテムのせいで自爆するというオチまでついていました。

◆「ADHDマリオ」というワードを使わないようお願い

投稿者は自身のXにて、3月7日「ADHDマリオという名前を変えるべきか」というアンケートを実施。こちらは87,000票以上を集め、約20%以上が「変えるべき」、約80%が「そのままでいい」と回答しています。
なお、「変えるべき」と回答した人は割合としては少ないものの、総票数を考慮しかなりの人数の方が不快になっていると捉えているようです。
このアンケート結果を受け、投稿者は「みんな僕の配信を切り抜き転載するときは「ADHDマリオ」を使わずに「ネネチニャンのマリオ」などの僕だとわかるワードを入れてツイートしてね」と説明。
多動症などの精神疾患を連想させるワードもNGともしています。

「価値観」は人それぞれ。だから知っておきたいこと。

このように「ADHDマリオ」を不快と捉える人もいれば、肯定的に捉える方もいらっしゃいます。
「なにを良し」とするか、反対に「なにが悪い」か。人それぞれ違うのは、善悪をどう捉えるかという「ものさし=価値観」はみんな違います。

いつ、どんな人と出会い、ともに仕事をしたり友人やパートナーになるかは誰にも分かりません。
だからこそどんな間柄だとしても、「価値観」に対して知っておきたいことがあります。

自分の「価値観」を押し付けない

「価値観」が違う人に、自分の意見を押し付けたり理解してもらおうと思うのは、かえって疲れを感じてしまいます。無理強いしないこと、”自分の考え”として持つこと、なにより、理解されないことをがっかりする必要はないこと、を心得ておきましょう。

相手の価値観を否定しない

自分の価値観の理解を求めないのと同じく、相手の価値観を否定しないことが大切です。私の考えと、あなたの考え。それぞれの考えを尊重しましょう。

「合わせる」のではなく「受け入れる」

それぞれの考えを尊重するというのは、どういうことでしょうか。もともと違うものを合わせようとすると、どちらかに我慢が生じます。ならば、ともに受け入れあいましょう。

「あ、そういう考え方もあるんだな」と一旦、自分の中で受け入れること。さらに、「この前は私の考えだったから、今度はあなたの考えでやってみよう」など、互いの考えを試しながら丁度良いポイントを見つけられたらいいですね。

「価値観」は変わるもの。もっと世界を広げよう。

価値観が似ていると話が合う、ともにいてラクなど、居心地が良いでしょう。一方、違う価値観というのは自分にとって”新しい考え方”ですよね。「価値観」が違う人との出会いは、新しいものの見方に気づくきっかけになると思いませんか?

自分の価値観だけに拘らず、思い切っていろんな「価値観」の人との出会いを増やしてみましょう。新しい刺激を受け、今までとは違うものに興味が出たり、違う考え方ができるなど、世界がきっと広がるでしょう。

おわりに

「価値観」は長い時間をかけて作られたもの。それを理解することもさせることも難しいですよね。
「価値観が違うのは当たり前」と受け止めることが大切です。そして、価値観の違いをきっかけに新しい世界が開けたら、あなたの世界はもっともっと広がっていくはずです。

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