こんにちは。札幌のeスポーツ専門放課後等デイサービス「TJ-es」です。
eスポーツ専門放課後等デイサービス TJ-esは、13歳〜18歳(中高生)の世代が、eスポーツを通して将来必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。
近年、個人で行ったゲーム配信による失言や暴言が後を絶たず、チームやスポンサーとの契約解除や、年間単位での自粛を余儀なくされるなど、さまざまなペナルティーを受けているプロゲーマーが増えています。
このようなことが起きる度に選手自身の常識や倫理観が問われ、eスポーツ業界への不信感やバッシングに繋がり、所属チームによるコンプライアンス教育の徹底を求められます。
しかし、多くのチームではすでにコンプライアンスに基づき、選手が差別的な発言や暴言をしないように指導しているところがほとんどです。それでも、暴言による問題が発生してしまうことについては、なぜなのでしょうか?
今回はスポンサーが付いていなくても、チームに所属していなくても炎上する可能性がある暴言・誹謗中傷をどのように対策すればいいのか解説していきます!
単純に暴言を回避する手段として一番いいのは、リアルタイムで行うライブ配信(生放送)をしないことです。
ただこの方法は難しいですよね。ライブ配信をするストリーマーなら、なおさらです。
ただし、生放送でも対策は色々とあります。
スタッフがいるのであればスタッフが配信をチェックし、問題発言があった瞬間に配信をストップすればいいのですが、個人で配信している場合はできないですよね。
なので、一つの対策として15~30秒程度のディレイ配信(時間をずらした配信)を行えば、問題発言をした後に怒りが冷めて落ち着いたタイミングに問題発言も削除することができて、リスナーに届きませんし、コメント返答も可能です。
また、NGワード的に配信で言ってはいけない言葉をリスト化することも大切です。
ただし、直接的な発言を回避しても必ずしも炎上・問題発言にならないとは限りません。
差別的発言や人格否定、偏見などの言葉は“使わない”ようにするのではなく、差別や人格否定をすること自体を
“やってはいけない”こととして、理解する必要があります。
暴言を吐きたくなるようなゲーム場面は、一緒にプレイしている仲間や相手の行為が自分の意にそぐわなかった場合がほとんどです。ゲームをプレイする上で「こうあるべき」「こういうことはやってはいけない」というMYルールを持っている人が多く、それに反した行動を取るプレイヤーに対して憤りを感じる人が多いです。
そういった場面において感情を揺さぶられないようにするには、相手の行動や自分の技術力に期待をしすぎないことです。自分のプレイスタイルに絶対の自信があるから、他人のプレイに対してイライラしてしまいます。
自分のプレイに確固たる自信を持つことはいいことですが、それを他人に押しつけないことが大切です。他人はどんなことを考えてプレイしているかわからず、自分の理解の範疇を超えた理念でプレイしている可能性もあります。
そもそも、自分のプレイが「人を嫌な気持ちにさせてはいないか」などと考えない人もいます。“Sara選手”の例で言うと、クリアリングすることが正しい行動かどうかは問題ではなく、「他人の気分を害する行動をとるプレイヤーがいる」ことを認識し、許容することが重要です。
他人が自分の思っている常識を持ち、それを前提にプレイしていると思ってはいけません。自分と違うプレイスタイルの人とチームになるゲームをする場合、それがマイノリティのスタイルだったとしても、そのプレイに口だしせずに多様性だと考え、尊重するくらいで丁度いいと言えます。本当に怒るべき事象なのか、プロであれば契約停止などのリスクを負ってまで怒るに値することであるかを再確認してみるのがいいのではないでしょうか。
また、自分のプレイスタイルに確固たる自信を持ち、相手にそのプレイを押しつけるプレイヤーもいます。その要因として「強いプレイヤーが正義」という考え方がゲーム業界にあるからだと言われています。
狭いコミュニティではその考えも良いかもしれませんが、不特定多数がマッチングするオンラインゲームは「強さ」を追い求めている人ばかりではなく、「強さが正義」となる考え方に同調しない人もいます。その結果、自分より腕の劣るプレイヤーが思惑通りに行動せず、それが憤りとなり、暴言を吐くきっかけになります。
オンラインゲームには「チート」「煽り」「無気力プレイ」など、純粋にゲームを楽しんでいる人の気分を害することを目的としている人もいます。そのような人たちに対して何か言っても無駄ですし、何か言ったところで自分が損をするだけです。「こういう人も居るんだな」とあきらめて次のプレイに集中した方が建設的です。
自分の口に戸を立てる訳にもいかず、咄嗟の発言までコントロールするのは無理があります。そのため、自分を聖人君子のようにするのではなく、暴言を吐く可能性ありきで対策をすることが重要です。
例えプロチームに所属する選手であっても、指導をしても不適切発言をしてしまう選手はたくさんいます。でも何度か失敗を経験し、少しずつ理解を高めることでそういった発言や行動が少なくなっていくのだそうです。
対処法としてディレイ配信にすることや、憤る要因を排除することが必須ですが、配信中だったり、仲間内であっても、許される場面での発言でその都度注意し、徐々に慣れていく必要があります。
だからと言って故意的な暴言・誹謗中傷はNGですよ!
現在、札幌のeスポーツ専門放課後等デイサービス「TJ-es」では、将来の就職に向けて学びたい中高生の方やその保護者のみなさま、学校やクリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
障害者手帳や療育手帳をお持ちでない方も、医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽にお問い合わせください。
〒001-0017
北海道札幌市北区北17条西4丁目1-3 マミヤビル2階 201
TEL:011-299-5130 (平日・12:00〜21:00)
FAX:011-299-5130
E-mail:info[at]transit-tjes.net
※[at]を@に書き換えてください
障害者手帳や療育手帳をお持ちでない方も、医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせで頂いた個人情報の取り扱いにつきましては、こちらをご覧ください。