2022.09.07

家と外での様子が違う…どう接したら良い?
eスポーツ専門放課後等デイサービスTJ-es

こんにちは。札幌eスポーツ専門放課後等デイサービス「TJ-es」です。
eスポーツ専門放課後等デイサービス TJ-esは、13歳〜18歳(中高生)の世代が、eスポーツを通して将来必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。




TJ-esお悩み相談室です。

本日のお悩み、コチラ。




苦しくなるお悩みですね

どうか、自分やご家庭を責めないでくださいね


実はこれ、発達障害・グレーゾーンの子たちには、よく見られることだったりするのです。

家では、すぐ怒ったり泣き叫んだり暴力的になったり。
「どうしてそんな状態になったの!?」と驚くことも多いと思います。

その反面、学校や別の場所での様子を聞くと「とても良い子ですよ」「他の子とも仲良く過ごしてますよ」「積極的で、がんばっていますよ」など、「家と全然違うんですけどー!?」と思う情報が返ってきたりして。

「どういうこと!?」って思うこと、ありませんか?



それは…

過 剰 適 応

かもしれません。


過 剰 適 応 とは




とても真面目で、繊細な子ほど現われやすいです。

学校や他の場所で『優等生』と見られがちで、周囲の期待に応えようと頑張り過ぎてしまう。

自分の『辛さ』や『困り感』(人の多さ、明るさ等の環境要因、コミュニケーションの苦手さなど)が、そこで理解してもらえない。

理解してもらえないから、必要なサポートもしてもらえない。

この頑張り過ぎ状態が続くと、心が不安定になったり、暴力的になったり、すべてを閉ざして引きこもってしまったりします。

家で『癇癪』と思っていることは、実はSOSサインの可能性があるのです。



「それはわかったけど、じゃあどうしたら良いのー!?」ってなりますよね。


学校や外の環境で、その子のことを理解してもらえるのが1番です。

自分で困り感を伝えたり先生とだけ分かり合えるSOSサインを決めたりして、頑張り過ぎない環境を整えることができれば、それが1番です。

…なのですが、場合によっては難しいことがあります。

というか、ぶっちゃけ、難しいことの方が多いと感じています。

これは、学校や外の環境が「悪い」というわけではないです。
その場で対応できる選択肢がなかったり、自分自身が何に困っているかわからなかったり、その日によって違うことを継続的にわかってもらうとなると、難しさが伴うのが現実。と受け止めています。
(もちろん上手くいくケースも多く見ています!)


だからと言って諦めるわけにはいきません!

多くのお子さんが、「失敗しちゃダメ!」「100%じゃなきゃダメ!」と思ってしまう傾向にあります。

よく、『白黒思考』『0か100か』と言われますが、
失敗は0。成功は100。
0だと「褒めてもらえない」、「認めてもらえない」、「ダメだって思われる」など、どんどん苦しくなる方向に考えが進んでいきます。

ただ、失敗はダメなことじゃないですよね。
失敗したことない人は存在しないし、失敗したことで成長している人がたくさんいるはず。


ご家庭で、「失敗してもいいよー」「それだけでハナマルだよ」「ちゃんと進んできてるよ」と伝えてみてください。



……とか偉そうなこと言いたいんですが、

ご家族だと、物理的にも精神的にも距離が近くて、
イライラしたり、悲しんだり、振り回されたりどうしようもなく感じたり、
色んなことがあると思います。

我が子について、色んな本で勉強して、頭ではわかってるけど、、、人間だもの
大人にだって、感情がコントロールしきれない日もありますよ。

それで、いいんです。
毎日みなさん、がんばってくださっていること、知ってますから。


ただ、知識のある他者だからこそ、できることがあるってこともお忘れなく。
ぜひ、第三者に頼ってください。

かかりつけのお医者さんでも、お話聴いてくれる相談員さんでも、学校のカウンセラーさんでも、福祉事業所のスタッフでも良いです。

その子が過ごしやすい環境を作るには、『医療』『福祉サービス』などで『今の状況を理解して、受け止めてくれる人』を見つけることが、近道のような気がしています。


TJ-esにも、がんばり過ぎちゃう子がいます。

0か100 以外の選択肢も持てるように、少しずつ進んでいます。
それで良いんです。

福祉として、失敗しても成功しても、ありのままのみんなを受け止める環境を、提供しています。

この環境のなかで、『自分らしく生きるってどういうことなのか』体験してもらえたら嬉しいです。

その体験があるのと無いのだと、きっと将来変わってきますよ。

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現在、札幌eスポーツ専門放課後等デイサービス「TJ-es」では、将来の就職に向けて学びたい中高生の方やその保護者のみなさま、学校やクリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。

障害者手帳や療育手帳をお持ちでない方も、医師の診断があればサービスを利用することができますので、お気軽にお問い合わせください。

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