こんにちは。札幌のeスポーツ専門放課後等デイサービス「TJ-es」です。
eスポーツ専門放課後等デイサービス TJ-esは、13歳〜18歳(中高生)の世代が、eスポーツを通して将来必要な働き方・働くスキルを学べる場所です。
見学の際によくお話しを聞くのが、
自分の子の課金が止まらない…
課金して強くなっているかどうか分からない…
とご相談をいただくことがあります。
eスポーツの場合、デジタルゲームなので何かしらの課金が必要な場合もあります。買い切りタイトルの場合は「ソフト代」、基本無料の場合は「キャラクター使用権」や「アイテム課金」などです。
実際のスポーツで道具やユニフォームの購入にコストがかかると考えると分かりやすいでしょうか。
お金をかけたことによって勝敗に繋がったと考えると、それは『良くないもの』と思う方もいらっしゃるかと思います。
親目線だとそれがどのように勝敗に繋がっているのか特に分かりづらいかと思います。
そこで今回はeスポーツタイトルにおける「課金」について、さまざまなタイトルを例に紹介したいと思います。
eスポーツタイトルで課金要素が必要ないものの代表格が『Fortnite』です。基本無料で、アイテム課金ありの『Fortnite』のeスポーツに、課金要素が必要ないというのはかなり意外だと思います。
というのも、課金要素はスキン(衣装)のみで視覚的な見えやすさはわずかに違うものの、プレイにはまったく影響がないと言えます。
もちろん『Fortnite』には課金要素がありますが、こちらでいくらつぎ込んだとしても勝敗には影響せず、勝ち抜くためには技術力と練習量、攻略知識が必要となってきます。
このように、eスポーツタイトルには、基本的には初期投資以外に課金しなくてもプレイできるゲームが多く、課金しなくてもプレイや強さに影響しません。強さを決めるのは、あくまでプレイヤーのセンスと努力です。
『大乱闘スマッシュブラザーズSP』の場合は、買い切りタイトルなので、最初にソフト代が必要となります。
ただ、これだと初期状態の74キャラクターしか使用できません。(これでもかなり数としては多いのがスマブラの特徴ではありますが・・・)
しかし段々と追加コンテンツが発表され、今では87キャラクターとなっています!
『Apex Legends』は基本プレイは無料ですが、キャラ課金タイプと言えると思います。
最初からいるキャラクターは6人のみで、課金をすることで2022年7月現在21キャラクターまで増やせます。
一応ゲームをプレイすることでゲーム内通貨を貯めて購入もできますが、1キャラクターを獲得するにはかなりのプレイ時間が必要となります。それでも最初からいるキャラクターだけでプレイするのであれば、課金をせずともプレイし続けることが可能です。
また、追加キャラクターだからといって必ずしも強いわけではなく、初期キャラクターにも強いキャラクターはたくさんいます。
そもそも、追加キャラも全体的なバランスを考えて調整が入り、ナーフ(弱体化)されることはあります。したがって、課金で「強いキャラクター」を手に入れることができても、その効果は永続的ではないことが多いです。
また初期キャラがナーフされることも珍しくはありません。
『Apex Legends』だとレイスが有名でしょうか。
最初期は「最強」との呼び声が多く、ランクマッチには必須と言っていた人もいましたね。
現在ではナーフが何度もされ、大会でもいまだに活躍はしていますが、「最強」といった声はほとんどなくなりました。
課金することで優位に立てるタイトルもあります。それは『シャドウバース』や『遊戯王マスターデュエル』などのカードゲームです。
基本的なカードデッキはゲームを始める時に選択できますが、環境と言われる強いデッキには対応すること難しいです。
ゲームをプレイし続けるとポイントが得られ、そのポイントでカードを購入することもできますが、カードゲームは必要な枚数が多くなるため、デッキを組むためには時間が掛かることが多いです。
頑張ってポイントを溜めてもレアカードの出現確率は低くなかなか揃えることは難しいです。
よく、攻略サイトなどでTiet表などでデッキなどが紹介されていますが、その通りのデッキを組もうとしてもカードが足りなくて結局デッキを組めない……なんて状態は多々あります。最初にチュートリアルを終えて貰ったカードでプレイするだけでも十分に楽しむことはできますが、eスポーツとして勝ち抜くには圧倒的に不利になってしまいます。
前述の『スマブラ』や『Apex Legends』などが、永続的に使えるキャラクターに課金して習熟度を上げる必要があるのに対して、「このカードがなければ負けてしまう」という状態になり、単に所持していなければどうしようもない状況が生まれてしまうところ、そして確実に欲しいカードが手に入るわけではなく、ガチャ要素があるのが、デジタルカードゲームへの課金が批判されがちなポイントです。
eスポーツ選手を目指す場合、経験豊かなトップランカーに立ち向かわなくてはいけないのに、カードやデッキでも負けていたら勝負になりません。そのため、カードをそろえる=課金することは、戦うための大前提となります。
課金そのものが悪であるわけではありません。ゲームの運営を続けていく以上必要なものなのです。
その上で未成年の方は保護者としっかり確認を行い、保護者は課金要素における理解が必要です。
ゲームを盛り上げてより良いものとしていくには運営会社のみならずユーザーのフィードバックも大事になるので、課金していてもしていなくても、そしてどっちが正義でも悪でもなく、ユーザーとして他のプレイヤーと楽しくプレイしましょう。
もちろん自分の貯金を使い果たすような課金や親に嘘をついてする課金は絶対にやめましょう。
現在、札幌のeスポーツ専門放課後等デイサービス「TJ-es」では、将来の就職に向けて学びたい中高生の方やその保護者のみなさま、学校やクリニックのご担当者様からの見学・利用体験・ご相談・ご質問などを随時受け付けております。
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